エンジニアとパパ育児

都内でエンジニアをしています。妻子あり。主に育児について書いていきます。

ユーチューバーが新幹線で幼児にうるさいと注意したというニュース

 

整形ユーチューバーが新幹線で幼児にうるさいと注意したというニュースを見た。

思ったことを書いてみたい。

www.chunichi.co.jp

 

余裕がない人ほど怒りやすい

自分にも経験があるが、将来に不安を感じていたり体調が悪いときなど、自分に余裕がないときほど怒りの沸点は低くなる。

つまり、こういうシーンは自身の状態を判定するバロメーターにもなり得るということだ。

「余裕がない状態に気づかせてくれてありがとう。マッサージでも受けに行ってみようかな」と考えてみてはどうか。

 

30分泣き続けた子供を放置する親の危険性

泣いている子供を30分放置して周りの目を気にしない親の精神状態は、正直計り知れないものがある。

子供に発達障害があるなどの理由で病んでいる可能性もあるし、攻撃性が高いかもしれない。そんな人間と関わり危険を冒すのは得策とは言いがたい。

 

 

耳栓の準備を

子供の鳴き声に限らず、キーボードのタッチ音やイヤホンからの音漏れなど、新幹線で不快な音に遭遇することは珍しいことではない。 

私は新幹線や電車に乗るときなど耳栓を常備するようにしている。

なお、以下の商品は完全に防音ではなく軽減をしてくれるというレベルのものだが、それで十分価値がある。

 

 

鼻水吸引器のちぼじを買い換えてみたのでレビュー

小さい子供がいる家庭にとって、鼻水吸引器は必需品だ。

以前は電動のものを使っていたのだが、非電動で小型のちぼじを3年くらい前に購入してからは、ずっとそれを使っている。

ちぼじとは

ポンプ式の手動で鼻水を吸い出すタイプの吸引器だ。

たまひよ【赤ちゃんグッス大賞2023】鼻水吸い器部門 手動タイプ第1位 に輝いたらしい。

電動のデメリットである、使いたいときにすぐ準備できない、手軽に移動ができない、音が大きくて子供が怖がる、などの点が解消される。

 

ちょっとしたお出かけにも持って行けるサイズなのもうれしい。

 

以前以下の記事を書いたことがある。

moutei.hatenablog.com

 

リニューアルしていたことを知り、買い換えてみた。

www.youtube.com

 

リニューアルでどう変わったのか

今まで2本の指でポンプを引いていたものが3本の指で引けるようになり、「力の弱い人でも使いやすくなった」というのが売りらしい。

 

以前のタイプは、形状の都合上、中指と薬指の2本でポンプを引いていた。

リニューアルにより、人差し指も加えた3本の指で引けるようになった。

 

これだけ聞くとリニューアル後の方がいいと思うかもしれないが、1つ欠点に気づいた。

 

それは、手の平にあたる部分角張っていて、指で引く力を受け止める手の平が痛いことだ。手の平と指で挟み込むようにしてポンプを引く形になる。

 

自分ではあまり気になっていなかったが、妻に言われて気づいた。

確かに言われてみれば少し痛い。

妻としては以前のものが良かったそうだが、欠点に気づいたときにはもう捨ててしまっていた。

 

解決方法は

ガーゼなどの布を手のひらに当てるなりすれば解消ができる。

ウチでは私(夫)が基本的に子供の吸引を担当していて、私としてはそれほど気になっていないので、特に何もしていない。

埼玉県の子どものみでの外出・留守番を禁止する条例は「百害あって一利なし」なのか

埼玉県で、子どものみで外出・留守番をさせることは「放置」で虐待に当たるとして禁止する県虐待禁止条例改正案が埼玉県議会に提案されたことが大きな話題となっている。

 

www.huffingtonpost.jp

 

10/6の県の委員会で原案可決され、定例会最終日の10/13の日に採決される予定らしい。

可決されれば2024年4月に施行されるという。

 

具体的な禁止事項

具体的には以下のようなことが該当するらしい。

  • 児童を住居その他の場所に残したまま外出する
  • 子どもだけで公園に遊びに行かせる
  • 子どもだけでおつかいに行かせる
  • 小学3年生以下だけで登下校する

 

子供が1人で放置され亡くなる事件が相次いだことを受け、「児童が放置されることにより危険な状況に置かれることを防止するため」だという。

 

百害あって一利なしなのか

上の記事には「百害あって一利なし」とまで書かれている。すごい言われようだが果たしてそうなのだろうか。この点を考えてみたい。

 

共働き夫婦にとって、難易度が高いのは下校だろう。

でも夫婦ともにリモートワークであれば、そこまで難しいことではない。

職場に「これこれこういう事情により中抜けさせてもらいたい」という話をする必要はあるが、それを認めない会社であればそんな会社は今後のダイバーシティの時代にふさわしくないし、早々に辞めるべきだと思う。

人は追い詰められないとなかなか決心できない。このようなドラスティックな施策は人の決断を促進してくれるものであり、その点でとても意味があると思っている。

よって、利の1つとしては、転職のきっかけになりえることだ。

 

他には両親との関係の改善も考えられる。

夫婦だけでは対応に困窮した場合、両親も含めては家族会議をする可能性もあるだろう。

田舎の高齢の両親は住み慣れた土地をなかなか離れようとはしない。それが免許返納の停滞や、将来的な介護における不安にもつながっている。

仮に同居、または近所に住むことになれば、色々と改善することもあるだろう。

 

PTAが登下校の見守りをするという、前時代的なシステムにもメスを入れることが出来る。

 

シッターの利用の推進も期待できる。私はたまにシッターを利用しているが、日本ではいまだにシッターに対して抵抗感を持つ人も多い。

 

埼玉県、そして国はどんな対応をするつもりなのか

当然、埼玉県や国としても無策ではないだろう。とはいえ、学童の拡充のようなありきたりな方法で十分な対応ができるわけがないことは明白である。

 

そして、大きな反感が予想されるこの条例を作ることによる狙いが、「児童が放置されることにより危険な状況に置かれることを防止するため」以外にきっとあるはずだ。

 

なぜ埼玉であったのか。

例えば、コロナ禍で発生した東京からの移住において、埼玉県は千葉や神奈川に比べて大きく後れをとってしまったが、今回の施策が将来的な移住増に向けての布石だったりはしないのだろうか。

そんな期待をしてしまうのである。

 

 

yamatogokoro.jp

 

 

実際の市民の声

大宮駅や浦和駅で聞いたという市民からの反対の声と、それに対して意見を述べてみたい。

news.yahoo.co.jp

 

あと、マンションのゴミ捨て場は1階にあって、子どもがテレビを見ているときなどに1~2分だけ残してゴミ捨てに行くことはあります。それも虐待だと言われると、子育てしていることが悪みたいですね」(5歳になるという子どもを連れていた30代夫婦の男性)

うん?夫が答えているようだが、母親が子供を見ていられる時間を1〜2分すらも作れないほどワンオペなのだろうか。よく分からない。

 

子どもだけで登下校、当たり前ですよ。うちはお使いはさせていないけど、ゴミ捨ては私だけで行きますし、短時間の買い物も留守番してくれている。それを禁止されたら生活が成り立ちません(小学2年生の男の子を連れて買い物に来ていた母親)

こちらもワンオペが原因だと思われるが、それを改善する気はないようだ。

 

 

「え、そんな条例できるんですか。子ども作るなっていう感じですね、ていうか作りたくなくなる……。もし子ども作るなら埼玉から引っ越すしかないですね」(春に結婚したばかりだという若いカップル)

パートナーがこの発言を聞いて幻滅するとは考えなかったのだろうか。

結婚をするということはいろいろな困難に直面する可能性が増えるということだ。

そして、結婚をしたらいろいろな困難を夫婦で話しあいながら乗り越えていかなくてはならない。今回の件が絶望するほどの困難ではないと思うが。

 

 

子育てに疲れたときは、グランクラスでの旅行がオススメ

先日新幹線のグランクラスに乗って日帰り一人旅をしてきた。

小さい子供を育てているとなかなか自分の時間をとれず、お金を使う機会がない。

そこで、たまにリラックス目的で有休をとって、グランクラスを使った日帰り一人旅をすることにしている。

 

 

グランクラスとは

東北新幹線北陸新幹線にある最上級グレードの席だ。簡単な特徴は以下。

  • 軽食や、アルコールも含めたフリードリンクのサービスがある。(グランクラスの中でも、このサービスがない列車もあるので注意)
  • シートの座り心地が最高に良い。電動リクライニングでレッグレストもある。
  • 履き心地がいいスリッパがもらえる。
  • 1人用の列があり、隣の席を気にしなくて良い。
  • 料金は東京から盛岡まで行く場合は25,000円くらい。通常の席なら15,000円程度なので、グランクラス自体の料金は10,000円程度となる。JREポイントを使えば8500ポイントでOK。北陸新幹線の場合はこれよりも高くなるので注意。

 

極上の座り心地のシートに座って、朝から飲む酒が格別なのだ。

シートをいくら倒しても後ろの席の人に迷惑がかからない構造になっているので、思いっきり倒し、レッグレストで足を上げる。普段このような体勢で酒を飲むことはない。

 

お酒はワインも日本酒もレベルが高いが、特に日本酒のがめちゃくちゃおいしいと感じる。4合瓶で3,000円位で売られている、なかなか高級なお酒になる。

 

 

www.jreast.co.jp

 

www.jreast.co.jp

 

www.katsuyama-shop.jp

なぜ日帰りなのか

仕事は問題なく連休もとれるのだが、日帰りにしている理由は妻に育児を任せることに気が引けるためだ。

普段、朝の保育園の送りと入浴は長年自分が担当しているので、それを行わないことはむしろ気持ちが悪い。

 

東京からの具体的な行き先

金沢、富山、仙台、盛岡あたりに行くことにしている。

9時台に東京を出て18時台に東京に帰ってくるようなスケジュールなので、現地での滞在時間は4,5時間で正直そこまで長くはない。

 

無理に観光はせず、ランチをゆっくり楽しむようにしている。

食事は金沢、富山は寿司を、仙台に行ったときは牛タンか寿司を、盛岡に行ったときは焼き肉+冷麺を食べることにしている。

 

具体的に何杯飲むのか

YouTubeではグランクラスに乗ってみた動画がたくさんアップされていて、お酒をがぶ飲みしているものもある。

 

私は大抵アルコールは2種類、その後ハーブティー日本茶をもらうくらいにしている。

2種類飲めばほろ酔いで、気分は十分に良くなる。

 

グランクラスに改善を望むなら

ドリンクにスパークリングワインがない点は、個人的に真剣に改善を検討してもらいたい。

以前は (よし)というスパークリングワインがあった。

ウェルカムドリンクとして、グラス1杯だけでもいいので欲しい。

外国人ウケもいいのではないだろうか。

 

アテンダントに「ウェルカムドリンクとして、スパークリングワインとオレンジジュースをご用意しております」と言われたら、まるで飛行機のファーストクラスに乗ったかのようなおもてなしの心を感じられると思う。

 

お酒を楽しむ体勢

ここからは少し余談にあるので、お酒が好きな人だけ見てほしい。

グランクラスは、お酒を楽しむ際にはどんなシートで飲むのかという点も重要だと感じさせてくれる。

日本の狭い住宅事情では、面積を取るような大きなシートを設置することは難しい事情もある。そういう贅沢が庶民でもたまには味わえるという点で、グランクラスは素晴らしい。

 

ただ、もっと手軽にこういう環境を味わいたい、とも感じるのだ。旅行じゃなくても良い。

上質なシートに座って一人でゆっくりとお酒を飲めるようなお店が近所にあれば、ある程度の需要が見込めるのではないだろうか。

私はバーがこういうスタイルになってほしいと思う。

 

バーと言えば、繁華街にあり、店は狭くカウンターがメインで、席の間隔は狭くて背もたれはなく座り心地は良くない、というのが普通だ。

ただ、個人的にはアフターコロナにおいてこのスタイルは時代遅れだと感じる。

 

リモートワークになり、繁華街には全く行かなくなった。私も仲がいい友人も、同じような時期に子供ができたこともあり、飲む機会もほとんどなくなった。

 

そういう状況において、子供と妻が寝静まった頃に、近所のバーに行って上質なシートに座りプライベートの空間が確保された状態でゆっくりとお酒を楽しむ、そういう楽しみ方ができる店があれば私は通いたいと思うのだ。

 

株式会社うるるの「こども休暇」制度

株式会社うるるが、子どもの看護や園・学校行事などに参加する際に取得できる「こども休暇」という制度を改良したというニュースがあった。

とても素晴らしい制度だと思うので紹介したい。

 

hrzine.jp

 

どんなニュースか

  • 3月まで
    • こども休暇は元々制度としては存在していた。
    • 勤続1年以上の正社員が取得可能。
    • 無給休暇のため、なかなか利用されなかった。
  • 4月から
    • 勤続年数に関係なく入社初日から取得可能。
    • 有給休暇。
    • こどもの人数に関係なく、社員ごとに1年に10日間取得可能。
    • 日単位ではなく、時間単位での取得可能。
    • 4月は対象社員の3割が取得(内訳:男性46.6%、女性53.3%)した。

 

所感

子育て世代であれば、有休のほとんどが子供の看護などのために消えてしまう家庭もある。そのような家庭にとってこのようなこども休暇はとてもありがたい制度だ。このような制度は是非とも世間に広まってほしいと思う。

 

日単位ではなく時間単位で取得できるのもうれしい。

実際、子供の看護や通院が必要な場合でも、夫婦で協力すれば片方が1日フルに休まずともそれぞれが数時間負担すればすんでしまうことも多い。

その方が「職場に迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちも軽くなり、精神的にも楽だ。

 

 

うるるとは

うるるは「労働力不足を解決し人と企業を豊かに」というビジョンを掲げている。

事業内容としては、官公庁や自治体などの入札情報管理サービスや、クラウドワーカーとクライアントのマッチングを行うサービスなどを提供しているようだ。

東証グロースに上場している。

数値的な情報をいくつか紹介する。

  • 直近3年間で従業員の数は160%に増加。
  • 平均年齢は33.9歳。
  • 男女比はほぼ5:5。
  • 在宅勤務率は73%。週1出社推奨。

 

www.uluru.biz

 

 

 

エンジニア向けの採用ページもあり、カルチャー、テック両面についてしっかりとまとめられており、エンジニアとしても好感度が持てた。

 

engineer.uluru.biz

岸田首相が掲げた「子供3歳まで在宅勤務」に対する反論について

岸田文雄首相が掲げる異次元の少子化対策の一環として、厚生労働省が出した発表にSNSで反論が盛り上がっているのだという。

 

どんなニュースか

  • 厚生労働省は、3歳までの子どもがいる社員が在宅勤務できる仕組みを企業の努力義務とする。
  • 今は3歳までとしている残業の免除権も、法改正で就学前までに延ばす。
  • SNS上での意見。
    • 子供を作ればリモートワークが獲得できるというのはどうなのか。
    • 独身や子供がいない人がどんどん肩身が狭くなる社会になっていく。
    • 子供が家にいながら子育ては無理(この意見はあとで訂正)。
    • 全こどもが保育園に入れることがセットでなければ意味がない。
    • 子供が小学校に上がってからこそ在宅勤務が必要

 

news.yahoo.co.jp

 

 

SNS上の意見に対して

まず、「子供を作ればリモートワークが獲得できるとはどうなのか」と「独身や子供がいない人が肩身が狭くなる」の意見について。

日本の少子高齢化の現状を鑑みて、子育て世帯が今後どんどん優遇されていくことは明白であり、今更そこに対して不平を唱えるTwitter上の意見をわざわざ取り上げるメディアに対して落胆させられる。

 

子育てをしながら仕事で成果を出すことは至難の業だ。自分の話になるが、自分では子供ができる前の7割程度しか成果を出せていないと感じる。

 

子供がいれば自由に残業はできない。子供に病気をうつされてしばらく苦しむこともある。子供が体調不良で保育園に行けず家で面倒を見ないといけないこともある。夫婦でケンカも増える。

そんな中で従来同様のパフォーマンスを出すことができる人間など、一握りだ。

 

「子供を持つと不幸になる」、そういうイメージを若い世代が持つことを国として避けなければならない以上、子育て世帯を優遇しQOLをあげてもらうことはごく自然な選択であるといえる。

 

 

次に「子供が家にいながら子育ては無理」の意見について。投稿者は子供を保育園に預けないまま働こうとしているのか。そんなことを企業が許すわけがないだろう。

 

今回の施策はあくまで保育園に子供を預けることができる家庭に向けての支援策であり、そんなことはわざわざ明記せずとも察するだけの能力は持ち合わせるべきだ。

 

今後国の支援は、正社員共働きで1000万程度以上の収入はある中流家庭に注力されていく。そこに投資することが将来的なリターンを獲得できる可能性が高いからだ。

 

そもそも、各家庭の状態に応じてメリットを感じる施策もあるしそうではない施策もある。そんなことは当然であり、自身がメリットを享受できないものにいちいちかみつくことがおかしい。

 

「全こどもが保育園に入れることがセットでなければ意味がない」の意見もこの観点から間違っている。子どもを既に保育園に入れている状態であり、その上でリモートワークを望んでいる世帯が一定数ある以上、その層の要望を満たすことは十分に意味があるのだ。

そしてその家庭は、ある程度の収入がある中流家庭以上であることが多い。

 

子供が小学校に上がってからこそ在宅勤務が必要

この意見は考える意味があると感じさせられた。

保育園であれば18時まで預かってくれるが、小学校に上がるとそうはいかない。学童に預けるにしても保育園の数に比べて学童は数が少ない。

また、学童という高学年までいる場所に小1の子供を預けることに不安を抱く家庭も多い。

子供が小学生に入ると同時に正社員を辞める選択をする親もいる。

 

リモートワークであれば家で面倒を見ることができるので、リモートワークができるならそれを望む家庭は多いだろう。

 

自分の話

最後に少し自分の話をさせてもらう。

私はリモートワーク裁量労働という、1日に何時間働いてもいい制度で働いている。

そのため、子供が体調を崩したときは私(夫)が迎えに行くことが多いし、病院に連れて行くことも私の方が多い。

もし、会社に通勤する必要があり決まった時間働く必要がある会社だとしたら、こういう時はいちいち早退や半休などの申請をしないといけないのだろう。そんなことをしていたら有休がいくらあっても足りないのではないだろうか。

 

有休取得の義務化はいいが、自分の意思とは無関係に有休を取らざるおえない人がいることを忘れてはならない。

 

キャンピングカーでの格安旅行は子供のためにならない

GWになんともむなしい気持ちになるニュースを見た。

旅行代を節約するためにキャンピングカーでの旅行を選択した親子のニュースが流れていたのだ。小3と小1の子供がいる4人家族で東京から宮城県に行くという。

そこまでして混んでいるGWに旅行をする価値があるのだろうか、という気持ちになった。

結局渋滞に巻き込まれ、目的地まで8時間もかかったらしい。移動で丸1日つぶれたわけである。新幹線を使っていれば、おそらく2〜3時間で着いたのではないだろうか。

 

news.tv-asahi.co.jp

 

 

安さを選択することは命の危険につながることもあり得る

昨年の知床観光船の沈没が記憶に新しいが、格安旅行を選択したことで命を落とすケースもある。

普段運転に慣れていない人が大きなキャンピングカーを運転することで、あおり運転や交通事故に巻き込まれ怖い思いをしてしまうこともある。

キャンピングカーのエアコンや水回り、タイヤやエンジンなどの不具合が発生するリスクもあるだろう。元々GWは運転に不慣れな人がレンタカーで旅行をすることも多く、混むこともあり事故も発生しやすい。

 

そういうリスクを加味し、決行するか判断することも親の役目だ。

 

子供の教育にとっても格安旅行は良くない

先日旅行は子供がプロジェクトマネジメントを学べるチャンスであるという記事を書いた。旅行というのは普段の学校の授業では学べないことを色々学ぶチャンスでもある。

それなのに安さを優先して旅行の選択肢を限定することは、子供の教育にとっても良くない。親が一方的に旅行プランを決めるのではなく、子供にも積極的に考え、思考力を身につけさせるべきだ。

 

 

moutei.hatenablog.com

 

 

旅行格差の拡大

コロナの発生により格差は拡大した。単に収入アップのみの話ではなく、自由な働き方や家族との時間の確保が達成できた人も多い。

5/8(月)に旅行先でワーケーションという形で午前中や夕方まで働き、そこから東京に戻るという人も数年前に比べたら急増しただろう。

かたや、旅行疲れがあるにも関わらず朝から満員電車に揺られつらい思いをしている人も多いはずだ。

 

親の自由度の高さは、子供の将来の意思決定に大きな影響を及ぼす。GWの旅行について子供は親のことをどう考えたのか、それについて考えてみるのもありではないだろうか。