エンジニアとパパ育児

都内でエンジニアをしています。妻子あり。主に育児について書いていきます。

エンジニアはなぜモンペになりづらいのか

モンペの存在は保育士のモチベーションを下げることにつながる。
保育士は離職率休職率が高く、これは大きな社会問題となっている。

そんな中、個人的な意見になるが、エンジニアはモンペになりづらいと思っている。
その話をしてみたい。
 

エンジニアはバグがあって当たり前だと思っている

エンジニアはシステムにはバグや障害があって当然だと思っている。
どんなに優秀なエンジニアでもバグを出すことはある。世界トップレベルのGAFAMのエンジニアでもそうだ。
 
日々あなたが使っている有名なWebサービスでも、日々バグが起こり修正がリリースされているはずだ。
 
つまり、どんな人でも完璧なはずはなく、ミスをすることはありえると考えているわけだ。
「命を扱う保育士とエンジニアは違う」と言う人もいるかもしれない。
他の職種よりも圧倒的に優れた知力、判断力、体力を持つ超人だけが保育士になれる、というのではあればその考え方もありだろう。
でも実際はそんなことはない。保育士も同じ人間でなのだ。
 
まして保育士は満足に休憩時間もとれず、子供に病気をうつされて体調が悪いときも多いなど、色々と悪条件がそろっている。
そんな過酷な環境で働いているのだ。本当に尊敬する。
 

エンジニアはミスを責めない

エンジニアはミスをしても当事者を激しく責めることはない。
リリース前にはコードレビューという形で、他者が成果物をチェックする仕組みがある。
それをクリアしてリリースしている以上、責任は個人のものではなくチームのものになる。
「気にしないで。これはみんな気づかなかったし仕方ないよ。再発防止のためにこうしたらどうかな?」のように励ます。
 
モチベーションの低下が、会社にとって大きな不利益になることを知っている。
 
保育士のモチベーションを下げる行為は保育の質の低下につながり、子供を預ける自分たちにとってマイナスになりえると認識をしているわけだ。
 

実際のモンペの例

実際の例を紹介しよう。

 

自分の子供が他の友達に引っかかれて傷ができたときに「誰にやられたんですか!?」とすごい剣幕で保育士を問い詰める親がいる。

保育士が「すみません、誰にやられたかまでは言えない決まりなんです」のように答えると、自分の子供に「誰にやられたの?」と聞く。

子供が「○○ちゃん」と答えると、「本当なんですか?」と保育士を問い詰める。

 

問い詰めても何も改善につながらず、保育士のモチベーションが低下するだけだというのに。。。

 

 

次の例だ。

保育士が「午前中眠そうにしているので、夜もう少し早く寝かせてあげたほうがいいと思います」と親に言ったときのことだ。

親は「今からスーパー寄って帰って、それからご飯を作って洗濯をしてお風呂に入れてたりしていると、寝かしつけは10時になるんです!」と口答えしていた。

 

こういう親は自分のスケジューリングが非効率だとはみじんも思わないのだろう。

 

実際には言えないだろうが、こういう風に言い返してくれたら痛快だ。

「私は2人子供がいますけど、平日はスーパーに行かなくていいようにしています。

 ごはんは土日に家事代行を頼んで1週間分を作って冷凍してもらい、平日はチンするだけにしています。

 ミールキットという10分でおかずができるものとかもありますよ。

 それか旦那さんに早く帰って来てもらって、お風呂に入れてもらったりしたらどうですか?

 ワンオペのストレスをここでぶつけないでください。」