Xでこんな投稿が注目を集めたらしい。
「『子持ち様』の尻拭いや仕事を肩代わりしても見返りゼロ」「勘違い『子持ち様』は仕事辞めたらいいのに」「『子持ち様』の業務を巻き取ったらこんな時間。マジで滅びねーかな」
はっきり言って、仕事の裁量が低い会社で働いている投稿者の自業自得としか言い様がない。Xに投稿をしている時間があるのなら、スキルアップに時間を費やしたらどうだろうか。
ワーママがなぜ仕事を辞めないといけないのか
同僚に負担をかけることがつらくなり、退職してしまうワーママは多い。
こちらのマンガのように、仕事を持ち帰り寝不足になっている人もいるだろう。
私はこちらの方が問題だと感じている。
母親が職場のストレスで不機嫌になり、子供、保育士、教師、夫にきつく当たる。
結果、幼児虐待だったり一般的に妻よりも給与が良い夫や教師にストレスが貯まり仕事への悪影響が出て経済活動が滞る。
負のスパイラルだ。
子供がいる生活がどれだけ大変なのか、どれだけ頑張っているのか、子供がいない人には想像もつかないだろう。
子供が朝6時に起きてしまうこともある。
子供から病気をもらって、1週間近く体調不良になることもある。
夫が非協力的でワンオペで頑張っている人もいる。
土日も体を休められるわけではない。
そんな状況で人並みに働けるはずなどないのが当然で、独身者に迷惑をかけることなど気に病む必要はないのだ。
先ほど述べたように不満があるならその人は転職をすれば良い。転職しないのは能力がないからだ。
育休中のリスキリング
少し前に岸田総理が育休中のリスキリングを提唱して世論の反感を買ったことがある。
私は否定的な意見ばかりが出ることがおかしな話だと思った。
育休中にリスキリングをして他人とは違うスキルを身につけることが、現代のワーママの生存戦略として正しいからだ。
それをしない結果が、同僚に負担をかけるのが精神的につらくなって、仕事を辞めることにつながってしまう。
リスキリングは別に無理ではない。
出産の負担を軽減する無痛分娩も一般的になってきた。
もちろん、リスキリングのためには夫の協力が欠かせない。
出産前に、子育てをしながら働くことがどれだけ精神的につらいか、つらくなった結果退職するリスクが多分にあることを旦那に力説することをオススメする。
そして夫に長期間の育休をとってもらい妻はリスキリングすることが、世帯としての総合的な収入増、豊かさ、幸せにつながると理解してもらうのだ。
育休中は先行投資と考え、シッターの出費をケチってはいけない。
母親に上京してきてもらい、近所のマンスリーマンションなどに住んで育児に協力してもらうよう頭を下げる。
今の時代、ワーママが幸せに生活するためにはそれくらいの努力が必要なのだ。
なんとも悲しい時代、悲しい国になってしまったものだとは思う。
国としての支援
私は、ワーママには転職エージェントのサポートが必要だと考えている。
もちろん単なるエージェントではなく、幸せに働くためにはどうすればいいかを考える存在としてのエージェントだ。ここを国に頑張ってもらいたいのだ。
ワーママへの理解がないような職場、または仕事の余裕がないような職場で働いているなら、環境がいい職場を紹介する。
そこで働くために職業訓練やリスキリングが必要なら、プランを考える。
夫の説得もしてくれる。
そんな存在が必要なのではないだろうか。