ママチャリで信号無視をし、逆走をして車にぶつかりそうになったにもかかわらず、車の運転手に謝らずに逆ギレした人が話題だ。
ママチャリのマナーの悪さは以前からよく言われている。
歩道を徐行もせずにすれ違う、逆走する、一時停止をしないなど、日常的によく見かける光景だ。
この記事では、そもそも自転車に乗る必要があるのかについて考えてみたい。
なお、私は4歳の子供がいるが、ママチャリは持っていない。子供の登園にはコミュニティバスまたは徒歩、雨のひどいときはタクシーを使っている。
ママチャリに乗ることで失っているもの
ママチャリの活動範囲は多くの場合1キロ圏内くらいに収まるだろう。
子供と歩いても30分もあれば目的地に着く。
それくらいの時間を惜しむということは、生活に余裕がない証拠だ。
ママチャリに乗ることは心の余裕を失っている状態ともいえる。
仕事、育児、家事も含めて、世の中には実はやらなくても良いタスク、急がなくて良いタスクというものが非常に多い。
部下を持ったりいろいろな職種の人と一緒に仕事をするなど、ある程度の社会人経験を持つことでそれが分かるようになる人も多い。
そういう経験をしないまま親になってしまうことで近視眼的になってしまい、自分は効率よくやっている、自分は悪くないと思い込んでしまうことがある。
忙しいときほど余裕を持つ
私は子供を保育園に送った後はカフェでモーニングを食べながら読書をして、それから家に帰ることが多い。仕事はリモートワークだ。
仕事が忙しい時期はすぐに家に帰ってきて何も食べずに仕事をしていたこともある。
ストレスがたまって仕事も非効率になり、妻や子供に冷たく当たっていたこともあった。
これは良くないと思い、以前のようにモーニングの時間を持つようにしてみたところ、心が軽くなることを感じた。
本当は急ぐ必要がないタスクを急いでいたり、他人にお願いすればいいものを自分でやっていたりしたことに気づいたのだ。
自分にも他人にも厳しくなっていたことを猛省した。
人は忙しいと優しさを失ってしまう、そのことに改めて気づかされた。