YouTubeをふと見ていたら、汚言症のゲーム実況者に1日密着してみたという動画が目に止まった。
2024/3/20に投稿され、13日経過した時点で219万回再生もされている。
動画はこちらだ。卑猥な言葉が出てくるので、再生する際は場所に注意をしていただきたい。
動画に出演している太一さんを扱った記事が見つかった。
トゥレット症とは
トゥレット症の症状について、上記記事から抜粋するとこの様になる。
トゥレット症は、突然短く叫んだり、せき払いをしたりする「音声チック」と、激しくまばたきをしたり、自分の体をたたいたりする「運動チック」の両方が慢性化し、1年以上続いた場合に診断される。汚言症は音声チックのひとつに数えられる。
1000人に3〜8人程度いるという、決して珍しい症状ではないらしい。
トゥレット症については、私は1年程度前に他の動画を見て知っていた。
具体的には以下の動画になる。
体が勝手に動いてしまったり声が出てしまう症状だとは知っていたが、太一さんのような汚言症の存在は今回初めて知った。
声をおさえる方法
外出する際に太一さんは叫びの壺という道具を使っていた。これに向かって叫ぶと防音効果があるようだ。
調べてみると、防音製品としては次のようなマスクタイプの製品もあった。効果は不明だが、マスクで外出する人がこれだけ増えた現代なら、こういう対応もありなのかもしれない。
就業支援の必要性
人の尊厳を保つための1つの方法としては、やはり就業があるだろう。
人は誰かの役に立っていると実感することで、生きる喜びを感じることもある。
トゥレット症の患者にとって就業のハードルは高い。
住んでいる自治体のハローワークに行っても、職員がトゥレット症に対して十分な知識を持っているわけでもないので、満足に対応をしてもらえないだろう。
もっと上位レイヤーでの対応が必要だと感じている。
また、求職者としても、住む土地を変えるくらいの気概があってもいいのかもしれない。
都会から離れ田舎に行けば、今まで想像もしなかったような仕事も存在するだろう。
4月から合理的配慮の提供が義務化された。正しく有効活用される例が増えることを望むが、実際のところは難しいだろう。
私はエンジニアだが、エンジニアの仕事では落とし所を探ることがよくある。
複数のプランを提示し、相手の反応を見ながら微調整して、双方がある程度納得した形を目指す。
このような交渉こそが合理的配慮の進め方だと思っている。