GW後半を迎えたが、今年はコロナ禍が落ち着いたこともあり、渋滞や観光地のニュースがあふれている。
親のエゴで旅行に連れ出されている子供を見ると、可哀想に思えて仕方がない。渋滞で疲れ、飲食店に並んで疲れ、暑さで疲れ、散々な目に遭っている。
子供にとって旅行は別に楽しくはない
私の親は比較的旅行に連れて行ってくれる人だった。ただ、毎回親が勝手に決めた旅行プランに連れ回されるだけだった。
事前に候補地をいくつか提示されて、その中から自分で選択した記憶などない。旅行ガイドブックなどを買う親でもなかったため、事前に情報を得ることもできなかった。
車の中では退屈すぎて「あと何分で着くの?」と何度繰り返したかわからない。『近所の遊園地に連れて行ってくれる方が嬉しいのに』と毎回思っていた。
親に「旅行に連れて行ってくれてありがとう。運転お疲れさま」なんて言ってこともない。
その反動もあってか、30歳近くになるまで旅行というものに全く興味が持てなかった。
自分が親になった今、こんな思いを子供にさせたいとは思わないし、運転で疲れている状態で子供に不機嫌な顔を見せられて、怒らずにいられる自信はない。
その意味では子供に対して怒らないでいてくれた自分の親は器が大きかったともいえるだろう。
子供に旅行を好きになってもらうためには
私は今では旅行が大好きだし、自分の子供にも旅行を好きになってもらいたいと思っている。
そのためには、子供を旅行の計画立案に参加させることが必要だと思っているのだ。
まずは、GWという混む時期に旅行に行くとどんなデメリットがあるのか、GWをずらして行く選択肢もあることを提示すること、旅行以外にGWの楽しみ方を提示すること、そこから始めてみたいと思っている。
GWは親が勉強する姿を見せるチャンスでもある
近年リスキリングという言葉を聞く機会が増えた。少し前に岸田総理が育休中の学び直しについて発言をし「異次元過ぎる」と大ブーイングを受けたが、GWのような大型連休はまとまった勉強をするチャンスでもある。
GWは親が子供に勉強する姿を見せるいい機会でもあると思うのだ。
親子で勉強ができる勉強カフェのようなものが増えたらいいのに、と思う。