エンジニアとパパ育児

都内でエンジニアをしています。妻子あり。主に育児について書いていきます。

キャンピングカーでの格安旅行は子供のためにならない

GWになんともむなしい気持ちになるニュースを見た。

旅行代を節約するためにキャンピングカーでの旅行を選択した親子のニュースが流れていたのだ。小3と小1の子供がいる4人家族で東京から宮城県に行くという。

そこまでして混んでいるGWに旅行をする価値があるのだろうか、という気持ちになった。

結局渋滞に巻き込まれ、目的地まで8時間もかかったらしい。移動で丸1日つぶれたわけである。新幹線を使っていれば、おそらく2〜3時間で着いたのではないだろうか。

 

news.tv-asahi.co.jp

 

 

安さを選択することは命の危険につながることもあり得る

昨年の知床観光船の沈没が記憶に新しいが、格安旅行を選択したことで命を落とすケースもある。

普段運転に慣れていない人が大きなキャンピングカーを運転することで、あおり運転や交通事故に巻き込まれ怖い思いをしてしまうこともある。

キャンピングカーのエアコンや水回り、タイヤやエンジンなどの不具合が発生するリスクもあるだろう。元々GWは運転に不慣れな人がレンタカーで旅行をすることも多く、混むこともあり事故も発生しやすい。

 

そういうリスクを加味し、決行するか判断することも親の役目だ。

 

子供の教育にとっても格安旅行は良くない

先日旅行は子供がプロジェクトマネジメントを学べるチャンスであるという記事を書いた。旅行というのは普段の学校の授業では学べないことを色々学ぶチャンスでもある。

それなのに安さを優先して旅行の選択肢を限定することは、子供の教育にとっても良くない。親が一方的に旅行プランを決めるのではなく、子供にも積極的に考え、思考力を身につけさせるべきだ。

 

 

moutei.hatenablog.com

 

 

旅行格差の拡大

コロナの発生により格差は拡大した。単に収入アップのみの話ではなく、自由な働き方や家族との時間の確保が達成できた人も多い。

5/8(月)に旅行先でワーケーションという形で午前中や夕方まで働き、そこから東京に戻るという人も数年前に比べたら急増しただろう。

かたや、旅行疲れがあるにも関わらず朝から満員電車に揺られつらい思いをしている人も多いはずだ。

 

親の自由度の高さは、子供の将来の意思決定に大きな影響を及ぼす。GWの旅行について子供は親のことをどう考えたのか、それについて考えてみるのもありではないだろうか。

 

家族旅行の失敗を素直に認めることができない親たち

GWが今日で終了する。コロナの感染が落ち着き今年は旅行に出かけた人も多いだろう。

しかし、旅行に行ったことで家族と有意義な時間を過ごせた、と自信を持って言える人がどれだけいるだろうか。混んでいるGWに旅行をするということは失敗するリスクが非常に高いはずだ。

 

両親は子供から感謝をされたか

親は数時間運転を続け観光スポットや飲食店を案内し、子供をもてなした。でも、子供は果たして両親にお礼の一言でも言っただろうか。

「疲れた」「来なければよかった」「美味しくない」こんな言葉を子供から平気で投げかけられてはいないだろうか。

家に着いた後、一緒に写真や動画を見返しながら思い出話に花を咲かせることができた家族など一握りだろう。帰宅後、子供はすぐに自室に戻り、しばらく出てこなかったのではないだろうか。

子供という顧客が満足していなかったのであれば、それは失敗なのである。

 

旅行は1つのプロジェクトであり振り返りとセットで実施させるべきものである。振り返りのフレームワークとして、例えばKPTというものがある。

 

shiftasia.com

 

振り返りをきちんと実行し、次回の旅行の教訓としていくことが、より良い家族旅行の実現には欠かせない。

 

家族はお互いの理解が深まったのか

連休は家族で過ごす時間が増えるため、お互いの理解を深めるチャンスでもある。子供は親がどんな仕事をしているのかを知らない。どんな悩みがあるのかも知らない。

そして親も子供がどんなことに興味があるのか、どんなことを学びたいと思っているのかを知らない。

GWはお互いに顔を見ながら話をして理解を深めるチャンスでもあった。それなのに旅行で長い時間車に乗り全員が進行方向を見ている状態では、会話も弾まず理解が進むはずもない。

 

人が多い観光地を避け、庭園の広いホテルでホテルの周りをゆっくりと散歩したりホテルのラウンジでケーキを食べながらゆっくりと会話を楽しむスタイルも、アフターコロナの旅行の楽しみ方の1つではないだろうか。

 

 

子供の能力アップ

前回書いたように、子供を旅行に積極的に参加させることで子供に多くのことを学ばせることができる。

せっかく多くの時間とコストをかけるのだから、単なる思い出作りではなく子供の成長にまで意識を回したい。

 

moutei.hatenablog.com

 

例えば以下などを学ぶことができる。

  • タスクやスケジュール意識
  • 検索やYouTubeの動画などを使った情報収集スキル
  • 目的地の歴史や文化、名物などの理解
  • ホテルや旅館、レストランのマナー
  • コスト意識
  • 両親に対する旅行計画のプレゼン
  • 乗り換え案内、地図アプリなどのデジタル活用
  • 写真の構図
  • 動画編集スキル

 

 

旅行は子供がプロジェクトマネジメントを学べるチャンスである

先日、親のエゴで旅行に連れ出されているかわいそうな子供たち、という記事を書いた。

 

今回は子供の教育という観点から、旅行を考えてみたい。

 

moutei.hatenablog.com

 

旅行はプロジェクトマネジメントを学ぶチャンスである

仕事にはプロジェクト定常業務があると言われている。私はエンジニアをしているのでプロジェクトを日頃から行っているが、世の中にはプロジェクトやプロジェクトマネジメントとは無縁の人も多い。

 

プロジェクトマネジメントは多様な能力を身につけることができるため、政府としても注目している。例えば、PBL(Project Based Learning)は、文部科学省が推進するアクティブラーニングのひとつだ。

 

旅行というのは1つのプロジェクトである。いつ行くのか、何を目的にするのか、どこに行くのか、どのような交通手段で行くのか、どんなスケジュールを組むのか、予算はどれくらい必要なのか、考えることは無数にある。

情報収集を行い親に対してプレゼンを行い、評価をしてもらう。

ただ漫然と学校に通うだけでは決してできないような経験をすることが出来るのだ。

 

 

今の時代は共働きの夫婦も多く、ゆっくりと旅行計画を立てるのも一苦労だ。私は子供が旅行の計画を立ててくれたら、それに対して大きな対価を払ってもいいと思っている。

「子供が家事を手伝い親からお小遣いをもらう」という考え方は古い。単純作業を与えては子供の思考力が育たない。成果に応じて対価が変わらないから、子供が本気にならない。

 

旅行を教育の一環と考えてみてはどうだろうか。

 

親のエゴで旅行に連れ出されているかわいそうな子供たち

GW後半を迎えたが、今年はコロナ禍が落ち着いたこともあり、渋滞や観光地のニュースがあふれている。

親のエゴで旅行に連れ出されている子供を見ると、可哀想に思えて仕方がない。渋滞で疲れ、飲食店に並んで疲れ、暑さで疲れ、散々な目に遭っている。

 

子供にとって旅行は別に楽しくはない

私の親は比較的旅行に連れて行ってくれる人だった。ただ、毎回親が勝手に決めた旅行プランに連れ回されるだけだった。

事前に候補地をいくつか提示されて、その中から自分で選択した記憶などない。旅行ガイドブックなどを買う親でもなかったため、事前に情報を得ることもできなかった。

 

車の中では退屈すぎて「あと何分で着くの?」と何度繰り返したかわからない。『近所の遊園地に連れて行ってくれる方が嬉しいのに』と毎回思っていた。

親に「旅行に連れて行ってくれてありがとう。運転お疲れさま」なんて言ってこともない。

 

その反動もあってか、30歳近くになるまで旅行というものに全く興味が持てなかった。

自分が親になった今、こんな思いを子供にさせたいとは思わないし、運転で疲れている状態で子供に不機嫌な顔を見せられて、怒らずにいられる自信はない。

その意味では子供に対して怒らないでいてくれた自分の親は器が大きかったともいえるだろう。

 

子供に旅行を好きになってもらうためには

私は今では旅行が大好きだし、自分の子供にも旅行を好きになってもらいたいと思っている。

そのためには、子供を旅行の計画立案に参加させることが必要だと思っているのだ。

 

まずは、GWという混む時期に旅行に行くとどんなデメリットがあるのか、GWをずらして行く選択肢もあることを提示すること、旅行以外にGWの楽しみ方を提示すること、そこから始めてみたいと思っている。

 

 

 

GWは親が勉強する姿を見せるチャンスでもある

近年リスキリングという言葉を聞く機会が増えた。少し前に岸田総理が育休中の学び直しについて発言をし「異次元過ぎる」と大ブーイングを受けたが、GWのような大型連休はまとまった勉強をするチャンスでもある。

 

GWは親が子供に勉強する姿を見せるいい機会でもあると思うのだ。

親子で勉強ができる勉強カフェのようなものが増えたらいいのに、と思う。

君と世界が終わる日に シーズン4最終話を見たので考察(名作だった)

君と世界が終わる日に シーズン4の最終話を見たので考察したい。

まずは素晴らしい作品を作ってくれた俳優陣とスタッフに心からお礼を言いたい。毎週日曜日の最新話公開を本当に心待ちにしていた。

 

この素晴らしさを是非多くの人に知ってほしい。

 

君と世界が終わる日に とは

2021年にTVドラマでシーズン1が放映され、その後Huluでシーズン4まで公開されている日本のドラマである。主演は竹内涼真

ゾンビウィルスの蔓延による荒廃した世界で、ゾンビとの戦いや生き残った人間同士の欲望むき出しの生き残りをかけた戦いを描いた作品だ。

 

泣ける要素が結構あるので、ゾンビが別に好きじゃない人にもおすすめできる。

 

公式サイトは下記。

www.ntv.co.jp

 

 

最終話の感想(ネタバレ)

多くの視聴者が生き残ると予想する人物は生き残り、綺麗なまとめかたをした最終話になったと思っている。

 

響や明日葉は陸斗達囚人グループに勝利することができた。

 

明日葉が逃走を許した陸斗や一度裏切った仲間達を容赦なく射殺した伊織に対して、明日葉が「あなたを連れていくつもりはない。」と断言し銃口を向けたシーンには、今までなかった心の強さが感じられた。仲間に危険を及ぼす人物をそばにおいてはおけないと思ったのだろう。

今まで明日葉の優柔不断さにヤキモキしていた人もスッキリしたのではないだろうか。

 

そして、発泡はせず響が矢で伊織を殺し、明日葉が殺人に手を染めていないままシーズン4を終えることができた点も良かった。

響は「その手は汚しちゃいけない。お前が変わる必要はない。いつかお前のような人間が必ず必要になる。」と言った。

一時期精神的に壊れていた響が、完全復活をしたと感じた瞬間だった。

 

そして、トンネルでの響と佳奈恵の別れのシーン。抱きしめ合う二人が泣ける。本当にここは名シーンである。

 

響「強くなったな。俺なんかよりずっと」

佳奈恵「ぜんぜん強くなんかないよ」

響「わかってるよ」

佳奈恵「生きてね」

 

以前佳奈恵は響を好きだったことがあり、響はその佳奈恵の想いを知っている。

そして、他人に頼ってばかりだった弱い頃の佳奈恵を知っている。

佳奈恵は命をかけて仲間を守る響の姿を見て強くなれた。

 

去りゆく後ろ姿の佳奈恵を見つめながら、響は一筋の涙を流した。

 

「生きてね」のセリフは本当に深い。お互いにもう会うことはないだろうという永遠の別れの決意を感じさせる。

 

話は変わるが「生きてね」のセリフで、メタルギアソリッドのナオミ・ハンターの「生きてね、スネーク」を思い出した。あのセリフも感慨深いものだった。

 

佳奈恵は強くなった

佳奈恵は精神的にも肉体的にも本当に強くなった。

ウォーキング・デッドでいうとキャロルくらいの出世頭と言ってもいい。

 

自身はユートピアに行かず、重症を負った海斗を連れて行ってほしいと懇願した。

佳奈恵「生かされた命で一人でも多くの人の役に立ちたい。それが私が生きる意味だから」、と。

かっこよすぎる。

 

このシーンに僭越ながら物申させてもらうなら、死んでいった恋人の比呂だったり誰かを守るために戦いで死んでいった人たちの回想が欲しかった。

ここに限らずシーズン4では、過去の回想があまりないのが残念だ。

 

加州の裏切りの真意

予告編にあった、明日葉を掴みながら「この女を陸斗に差し出す」と言っていた加州のセリフに驚いた人も多かっただろう。

 

『え、違うよね、明日葉がいつまでもユートピアに入れる5人を選べないから、自分が一行から抜けて選びやすくするためだよね。自分が抜けると言ったら何人かついてくる者も出てくることも見越していたんだよね』と想像していたが、そのような展開で本当に良かった。

 

 

演じる溝端淳平は渋さが出てかっこよくなった。今は33歳らしい。

ずっと加賀恭一郎シリーズのちょっと頼りないかわいい男の子なイメージだったが、一皮向けたように感じる。

高身長な阿部寛と共演していたから背が低く見えていただけで、プロフィール上は175センチあるので、今回のようなワイルドな役でも全然いける。

響にかけた最後の言葉の「間宮、死ぬなよ」という低音ボイスがかっこよすぎる。

 

 

無事ユートピアに入り、明日葉に告白をしようとするシーンで邪魔が入ったのは残念だった。しかもその後いかにも金を持っていそうなイケメンが現れて「待ってたよ、明日葉」なんて言葉をする状況だ。

加州頑張れ!と応援をしたくなった。

 

 

ゆらは生き残る意味があったのか

ゆらはシーズン4の最初の話を見たあたりで「こいつはどっかで死ぬな、むしろ早く死んでくれ」と思っていたが、最後まで生き残ってしまった。

自己中すぎるからできるだけ無残に殺されてほしいと思っていた人も多いだろう。私はすっごく思っていた。

 

ユートピアには5人まで入れるというだけで、ゆらを欠いた4人でもなんら問題がなかったはずだ。その場合に伊織を退場させづらくなってしまうという判断だったのか。

 

ゆらがシーズン5で有効活用されるイメージがどうしても沸かない。

ゆらのプロフィールは新山財団グループの元OLとなっているが、何か裏の設定があるのだろうか。ちょっと考えづらい。

 

実は新山財団を探る某国のスパイで戦闘能力は高い、という設定もないだろう。

そして、新山財団の血縁者ならユートピアに入れるということを実は知っていて、そして自身が実は会長の隠し子などの血縁者で明日葉が死んでも入場に問題はなかった、という可能性も低いような気がする。

 

 

生きれば生きるほど生ビールはうまい!のサントリー生ビールが発売されたのでレビュー

サントリーからサントリー生ビールというビールが発売されたので、レビューしたい。

先に結論から書くが、このビールは旨さを求めるものではなくCMに浸るためのビールである。

 

TV CM

私はTV CMを見ていなければこのビールを買うことはなかっただろう。これは確信を持って言える。

このビールはTV CMなくしては成り立たないと思っている。CMを見ずに「店頭で新商品があるから気になって買ってみた」というのでは真値を味わうことができない。

 

「生きれば生きるほど生ビールはうまい!」これがこのビールのキャッチコピーだ。

美空ひばりさんの名曲「川の流れのようにに合わせて語られるこのセリフが心に染みる。

 

このCMの構成は以下のようになっている。

 

- 仕事で失敗したりつらいことがある。

- でもそれは一生懸命1日を生きた証。

- その成果を褒めよう。

- 生きれば生きるほど生ビールはうまい。

 

私に刺さったのは生きれば生きるほどの箇所だ。自分は40歳になり人生の折返しを迎えた。

若い人に伝えておきたいが、40代はとても辛い。

仕事で求められるものはどんどん高度化していき、自分の知能と体力に衰えを感じ何歳まで仕事についていけるか分からない。

そんな悲壮感が漂う毎日で、辛さと向き合いながらもその日のほんの小さな幸せを思い出しながら飲むための1本だと私は捉えた。つまり、そこまで旨いビールではなく少しだけ幸せになれるビール、それがいいのだ。

 

年を重ねた人は「長く生きれば生きるほど」と思い、若い人は「一生懸命1日を生きれば生きるほど」と感じながら飲めば良い。

 

www.youtube.com

 

 

味わい

先程も書いたように、それほど旨くはない。華やかな香りもなければ麦芽のリッチさもない。このビールはあえてそこを目指したものになっている。

グッとくる飲みごたえとかつてない飲みやすさ」をうたっているが、グッと来る飲みごたえは正直実感できない。かつてない飲みやすさは実感できた。そもそもこの2つが両立するのか疑問に感じる。

 

350ml缶を飲んだだけだと物足りなく感じて、もう1本欲しくなってしまう。でも決して味わいが薄いわけじゃなく、ビールを飲んだという実感はできる。そう感じさせてくれるビールは、実は中々なかったりする。

 

是非CMを見ながら飲んでほしい。

 

 

www.suntory.co.jp

大好きな保育園の先生が退職した

保育園の年度が終わった。残念なことに息子の担任だった先生が退職をすることになってしまった。

とても感じの良い先生で、私は大好きだった。朝子供を保育園に送るときに子供の園での様子を話してくれるのがとても楽しみだった。ちなみにもう1人の担任はあまりそういう話はしてくれない、クールな感じの人だ。

 

保育園の担任とゆっくり話せる機会というのは、実はほとんどない。

1年に1回か2回ほど面談はあるが、担任2人と我々夫婦という4人で実施するため、どうしても形式的になってしまう。

本当なら1人の先生と1対1でゆっくりとカフェで話をしてみたい、そう思ってしまうのだ。

 

 

子供の1年間の成長を色々聞いてみたい。子供がいる先生だったので、ご自身の育児のことについても色々聞いてみたい。もしそれが叶うなら1時間に1万円払っても全然惜しくはない、そう思ってしまう。

 

私はここにビジネスニーズがあるのではないかと思うのだ。私の中でその先生は推しなわけである。

保育士は給料が低いという社会問題がある。その一方で、その年頃の子供は金が余りかからないため、親は金に余裕があるという事実もある。

 

このギャップを埋めるビジネスは生まれないだろうか。