GWが今日で終了する。コロナの感染が落ち着き今年は旅行に出かけた人も多いだろう。
しかし、旅行に行ったことで家族と有意義な時間を過ごせた、と自信を持って言える人がどれだけいるだろうか。混んでいるGWに旅行をするということは失敗するリスクが非常に高いはずだ。
両親は子供から感謝をされたか
親は数時間運転を続け観光スポットや飲食店を案内し、子供をもてなした。でも、子供は果たして両親にお礼の一言でも言っただろうか。
「疲れた」「来なければよかった」「美味しくない」こんな言葉を子供から平気で投げかけられてはいないだろうか。
家に着いた後、一緒に写真や動画を見返しながら思い出話に花を咲かせることができた家族など一握りだろう。帰宅後、子供はすぐに自室に戻り、しばらく出てこなかったのではないだろうか。
子供という顧客が満足していなかったのであれば、それは失敗なのである。
旅行は1つのプロジェクトであり振り返りとセットで実施させるべきものである。振り返りのフレームワークとして、例えばKPTというものがある。
振り返りをきちんと実行し、次回の旅行の教訓としていくことが、より良い家族旅行の実現には欠かせない。
家族はお互いの理解が深まったのか
連休は家族で過ごす時間が増えるため、お互いの理解を深めるチャンスでもある。子供は親がどんな仕事をしているのかを知らない。どんな悩みがあるのかも知らない。
そして親も子供がどんなことに興味があるのか、どんなことを学びたいと思っているのかを知らない。
GWはお互いに顔を見ながら話をして理解を深めるチャンスでもあった。それなのに旅行で長い時間車に乗り全員が進行方向を見ている状態では、会話も弾まず理解が進むはずもない。
人が多い観光地を避け、庭園の広いホテルでホテルの周りをゆっくりと散歩したりホテルのラウンジでケーキを食べながらゆっくりと会話を楽しむスタイルも、アフターコロナの旅行の楽しみ方の1つではないだろうか。
子供の能力アップ
前回書いたように、子供を旅行に積極的に参加させることで子供に多くのことを学ばせることができる。
せっかく多くの時間とコストをかけるのだから、単なる思い出作りではなく子供の成長にまで意識を回したい。
例えば以下などを学ぶことができる。
- タスクやスケジュール意識
- 検索やYouTubeの動画などを使った情報収集スキル
- 目的地の歴史や文化、名物などの理解
- ホテルや旅館、レストランのマナー
- コスト意識
- 両親に対する旅行計画のプレゼン
- 乗り換え案内、地図アプリなどのデジタル活用
- 写真の構図
- 動画編集スキル