しばしば「勉強が出来ても仕事が出来ない人」という表現が使われることがある。
このような記事を見たことがある人もいるだろう。
記事では東大卒の、勉強一辺倒だったがゆえのコミュニケーション能力の欠如という表現が使われている。
東大卒の人の台詞がこちらだ。
「俺が並の数字しかあげられないなかで、マーチ(明治・青山学院・立教・中央・法政)卒の『学生時代はイベント系サークルやテニスサークルでひたすら楽しんでいました』みたいな連中が、口のうまさと体力にあかしてガンガン契約をとってくる」
私はエンジニアというジョブ型の仕事をしているが、このようなメンバーシップ型を前提にした記事には違和感を覚える。
この問題のキーポイントは、本人の能力や適正と業務内容のミスマッチが引き起こした点、つまりメンバーシップ型に原因があると思っている。ジョブ型であれば十分に能力を発揮できた可能性があるのだ。
今後ジョブ型へのシフトが起こることで、頭のいい人は自身の能力や適正に合ったふさわしい仕事を得やすくなる。なぜなら、普通の人に比べて何かを習得するスピードが速いからだ。
短時間に物事を理解し記憶に定着させる能力は、高校受験や大学受験で培われる。その能力で在学中にスキル習得に励み、社会に出てから活用しやすくなる時代になる。
これから求められるコミュニケーションとは
リモートワークが普及し、コミュニケーションのあり方も変わってきた。コミュニケーション能力の定義も変わることになる。
これにについては別の機会に書こうと思っている。