エンジニアとパパ育児

都内でエンジニアをしています。妻子あり。主に育児について書いていきます。

駆け出しエンジニアから金を巻き上げたい 、のハッシュタグ

Twitter#駆け出しエンジニアから金を巻き上げたい というハッシュタグが流行っているらしい。すごいハッシュタグである。

確かに、#駆け出し、まで入力した時点でこれが一番上に補完される。

 

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エンジニアについて特に興味が無い方のために説明すると、ここ2年くらいで異業種からエンジニアに転職をしようとする人が増えている。

エンジニアはちょっと勉強すれば誰でもなれて、リモートワークが出来て、フリーランスになりやすくて、簡単に高収入を稼ぐことができる、と思われているようだ。

 

こういう人たちが決まって付けるハッシュタグが、 #駆け出しエンジニアと繋がりたい というものになる。

 

私は現役のエンジニアで、エンジニアの採用面接官もしているが、エンジニア転職はそんなに簡単なものではないことは強く言いたい。

 

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金を巻き上げられるパターン

巻き上げられる対象は主に「プログラミングスクール」と「オンラインサロン」になる。

 

ごま塩シンジさんのツイートで「100日後に挫折する駆け出しエンジニア」というものがある。まさにこれが金を巻き上げられる典型的なパターンである。

読み物としても秀逸なので、是非読んで笑って欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーケターだったらいいのか

100日目に挫折したエンジニアはこうしてマーケターサロンに入会したわけだが、もちろんマーケターという選択が正解だと言うわけではない。

マーケターサロンまでも含めて、金を巻き上げられているからだ。

 

アマゾン社員の教科書と言われている、データ・ドリブン・マーケティングという本がある。

この本で興味深い一節を紹介しよう。データの基づく意思決定を妨げる5つの障壁、の1つとして書かれており、その後にこれを乗り越えるための方法が書かれている。

マーケティングとはクリエイティブなものだ。細かい効果測定やプロセス管理は、クリエイティビティやイノベーションを阻害する。

 

このような感覚派のマーケターは、エンジニア出身のマーケターに今後ポジションを奪われていくと思われる。

それは、エンジニアになるのを挫折したマーケターによって、というわけではない。

エンジニアとして成果を残しながらも、次のステージとしてマーケティング領域を選択したマーケターによって、である。