先日、「レバテックカレッジ」というプログラミングスクールに関する記事を書いた。
採用面接官を担当している自社開発企業のエンジニアとして、プログラミングスクール全般について思うことを書いてみる。
簡単な自己紹介
簡単に自分の自己紹介をしたいと思う。
- web系自社開発エンジニア。
- 採用面接官。
- エンジニア歴15年くらい。
プログラミングスクールのイメージ
私はプログラミングスクールに対していい印象を持っていない。
ネットの広告で「誰でも未経験からエンジニアに。実務経験1年でフリーランスになって月50万円稼げる」みたいな宣伝をしているという勝手なイメージを持っている。
でも実態としては、プログラミングスクール卒業生が何十社に応募しても内定が獲得できず、苦しんでいるという動画や記事がいくらでも見つかる。
現実は甘いものではないのに、その実情を伏せたまま広告費をかけて甘い言葉で生徒を集めていると思っている。就職率などの数値データが古いもので、算出方法も適切ではないということも聞く。
エンジニアの厳しい実態
プログラミングスクール卒業生が思うように就職できない理由として、「コロナでリモートワークが浸透して教育がしづらくなり、企業が即戦力を求めるようになったから」と言われることがある。
それも少しはあるだろうが、実態としては多くの企業はコロナ禍の前から未経験の人材を求めてはいないという事実がある。
そもそも、エンジニアは新卒だろうがある程度能力がある人を採用するので、教育コストという考え方はあまり存在しない。
1年目から戦力としてバリバリ活躍できる人だけを採用する。
そういう現実の中で、中途でプログラミングスクールを出ただけの実務経験が無い人を採用するというのは、土台無理な話になるのだ。